2008/12/28

ランタンで見つけた草花

この季節(9月)はお天気はあまりよくないけど、草原は青々しているし、高山植物も咲いていてきれいだった。

キャンジン・リの山頂の近くにたくさん咲いていた花。踏まないように気をつけねば・・・。

エーデルワイス?



ランタン川のほとりに止まっていた蝶。鮮やかだね。
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9/19 ランタン〜シャブルベシ

朝起きて食堂に行ってみると、行きのバスであったチベット人が家族を連れて来ていた。これからキャンジンゴンパまで行くんだそうだ。またもや、ラマホテルに泊まらないかと誘われた…。
きょうは下るだけ。早めに下ってシャブルベシを散策したいな〜と思っていたので、飛ばし気味で行くことにした。
朝方は天気悪かったけど、だんだん晴れてきてゴラタベラに着く頃にはランタン・リルンも見えた(あいかわらず山頂は雲で見えない)。

ゴラタベラのロッジでは、行きのバスであったオーストリア人のおばちゃんに再開を果たした。天気がいまいちなのでゆっくり来たらしい。
たしかに時間があるならそれが正解だな。


ここから、樹林帯に入って見渡しがきかなくなるので、ランタン谷の風景に別れを告げる。

休憩はだいたい紅茶を飲んでいたんだけど、はっきりいって飽きる。目の前にはこれ見よがしに炭酸飲料がおいてあって物欲をそそられる。
ここで、飲んでしまっては術中にはまっているようで癪なのでシャブルベシまで我慢することにした。

さらに下ってバンブーロッジに到着。ガイド本の登りの2/3くらいのペースだ。ここで、昼飯にする手もあったけど、そんなにハラ減っていないし、山での飯に飽き飽きしていたので、一気にシャブルベシまで行くことにした。

が、バンブーロッジからさきは所々、登りもあったりで目算が狂う。

やっとの思いでドマンの茶屋にたどり着く。ここの主人は41歳だそうだ。50くらいに見えたのでだいぶ若く見える。

ここからシャブルベシまでは2時間くらいの予定なのだが、上りと下りが交互にあらわれ、1時間くらい歩いたところで急にバテだす。もうシャブルベシの町が見えているのに…。

しかも、3時くらいになると恒例の雨が降り出し、テンション下がりまくり。


途中、休んでいるとカタコトの日本語しゃべるネパーリに絡まれたり、学校帰りの小学生に囲まれたりした。なかなか楽しい機会のはずなんだけど、おじさん疲れて相手にする気力無し。

やっとの思いでシャブルベシに到着。泊まったのは行きと同じ、ポタラゲストハウス。
やっぱり、食事はとらないとだめだな〜と反省したのでした。

到着したら、登山中ずっと飲みたかったコーラを飲み干す。うまーい。疲れを癒すべくシャワーを浴びようとしたが…、水!

しかし、これまでの疲労とランタンの雄大な景色で頭がおかしくなったのか、結局水シャワーで洗い流しました。

夕食では久しぶりにビールを飲んだ。やはりよく回る〜。
宿のオヤジとは日本のビールや宗教の話をした。
明日はまたバスか〜とちょっと憂鬱になりながら就寝。
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2008/12/14

9/18 キャンジンゴンパ〜キャンジン・リ〜ランタン

きょうは展望の良いキャンジン・リまで往復したあと、ランタン村まで下る予定。
しかし、どうも天気が悪い。夜中に激しく雨が降っていて、朝起きたときは晴れ間も見えたが、しばらくして小雨が降り出した。
とりあえず午前中は天気が回復するのを待って、もしだめならキャンジン・リは諦めて、ランタンに下ることにした。


運良く9時ころ雨がやんだので出発。昨日まではトレッキングと言っても村人の生活路だったけど、今日は完全に登山道だ。とりあえず村から見える展望スポット(4565m)を目指して歩き出すが、すぐに霧が出てきて見えなくなった。麓の村も霧に覆われ何も見えなくなり…。

再び雨が降り出したが、がんばって踏み跡をたよりに標高を上げていった。途中、ヤクや馬が放牧されていたが、人には全く会わなかった。あと、高山植物もきれいだった。景色はほとんど見えなかったけど、これだけでも価値があった。



途中、めずらしい白ヤク発見。こりゃ縁起物だわい。

2時間ほど登ったが、未だにピークには着かない。地球の歩き方の地図によるともう着いても良いはずなのだが…。どうやら、村(3870m)→展望スポット→山頂、のはずが霧で方角をまちがえ、いきなり山頂に向かってしまったようだ。

しかし、必要ない荷物は宿においてきたにも関わらず、登りばっかりでかなり足に疲労が。しかも標高のせいか頭がちょっと痛くなってきたし。

出発2時間半、ようやく鞍部に到着。尾根の反対側にあって今まで見えなかった山と氷河が目の前に広がり感動。やったー。 (写真は山頂方面から鞍部を見たところ)
ちょっと休憩したあと、山頂まで縦走。


そして、キャンジン・リ(4773m)到着。山頂にはルンタ(魔除けと祈りの旗)が立っているだけで、日本のように看板が立っている訳ではない。が、この辺ではこれが一番高いし、ここが山頂だと思う。違っていたらどうしよう…。

天気が回復するのを期待してしばらく滞在した。ここからは360度の大パノラマで、ランタン・リルンやキムシュンなどが一望できる、はずだが、いくら待っても山頂は見えず。結局、誰も来ないので自分の写真を一人で撮ってみたり、ぼーっとしたりして1時間弱滞在したあと下山した。お天気は悪かったけど、自分の力でこんなところまで来れたのは感慨深かった。


下山は登りで結果的にトラバースしてきた展望スポットをとおって帰ることにした。急な下りで足がガクガクだ。30分後、展望スポット到着。まあ何も展望できなかったが…。ここからの下りが意外に時間がかかり、霧で下が全く見えないので、本当に合っているのか不安だったが、一時間くらい下って宿到着。

もう14:00だったので、昼飯は食べずに下山することにした。しかし宿のオヤジがいない。まだ金を払っていないので、付近を捜索していると、息子発見。向こうの方で村の男たちが円陣を作って何かしているようで、息子が呼んできてくれた。

キャンジンゴンパに別れを告げて、ランタン村をめざす。寒くなってきたので、防寒着を取り出そうと、リュックを開けるとなぜかびしょ濡れ。どうやらキャンジンゴンパでかったペットボトルの口が壊れて、水が1/3くらいなくなっていた。ぬおー。次回からはちゃんと水筒を持ってこようと反省しました。

雨が強まってきたのでがんがん下っていると、後ろからやってきたおじさんにネパール語で呼び止められた。きょとんとしていると英語で、俺の腕時計とおじさんの首から下げているお守りみたいなペンダントを交換してくれというのだ。この腕時計、ネパールでは物々交換ができると聞いて、そのために近所のダイソーで仕込んできたものなんだ。してやったりと思ったが、さすがにこの安物の時計(たぶん中国製)とチベット人のおじさんのお守りを交換するのは気が引けて断っておいた。


ランタン村ではどこに泊まるか決めていなかったのでウロウロしていると、兄ちゃんにネパール語で話しかけられた。この道中であう8割くらいの人にはまずネパール語で話しかけられる。たしかに雨具を着ていると地元のガイドと見分けつかないし、無理もないか…。カトマンズでは英語で客引きに話しかけられたので、たぶん着ている服でネパール人かどうかを判断しているのだろう。結局、この兄ちゃんにシャングリラ・ホテルというところに連れて行かれ泊まった。

宿で飯を食おうとするとトレッキングの団体(ドイツ人?)が既にいて、酒盛りをはじめていた。ウィスキーを持参していて、ピザ食べたりして盛り上がっていた。おれはチャーハンを頼んだのだが、これがあまりにおいしくなくて残してしまった。ピザにしておけば良かった…。
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