2008/11/16

9/16 シャブルベシ~グムナチョク

6:00起床。宿で朝飯を食べ、7:00出発。まずは橋を渡ってオールド・シャブルベシと言われるところに行くのだが、橋に降りる道が分からず、いきなりちょっと迷った。すぐ気がついて戻ったけど、この先大丈夫だろうか…。
毛沢東派?以前はトレッキング中に出会うことが多かったらしいが…。
初めは川沿いの道をアップダウンしながら徐々に登っていく。この辺は木が生い茂っている。山登りは4、5年前に富士山に行った以来だが、意外に体力的には大丈夫そうだ。途中ドマンというところでしばし休憩。

ここからが登りがきつくなった。暑いのでズボンの裾をまくって歩いていたのだが、すねを見ると黒い物体が。泥かと思ったけど、どうやらヒルみたいだ。ぎょえぇ。ここは冷静になり、むかしなんかの映画で見たようにライターで炙ってみた。するとヒルがくねくね動きだした。しかし、なかなか離れないので結局、手で振り払う。ちょっと血が出たけど、一応ことなきを得た。

が、落ち着いて見ると、俺のすね毛も全焼していた…。

しばらく歩くと日本の学生2人+教授に遭遇。キャンジンゴンパの先のヤナ氷河を研究しているそうで、今が帰り道だそうな。研究でこんなところに来られるなんてうらやましい。しかし、これが旅行中にまともに日本語話した唯一の機会になってしまうとは…。

あいかわらず登りが続くのだが、この辺でスタミナ切れか足が動かなくなった。しょうがないので、持っていたカロリーメイト的なものを食べて休んでいたが、朝飯が少なかったのかな。

12:00バンブーロッジ着。今日登って来た人では自分が一番乗りみたいだ。ほんとにこの時期は人が少ない。ここではモモというチベット風餃子と、インスタントラーメンを注文。うーん、ちょっと油っこい。

1時間後出発。小川を渡ったところで道を見失う。引き返してルートを見つけたけど、ちょっと時間をロスってしまう。

ランタン川をわたって、しばらく行くときのうお茶をおごってくれたチベタンに追い越された。で、この先のラマホテルでゲストハウスをやっているので泊まっていけという。俺はその先のゴラタベラまで行きたいんだけど、高度が急にあがるので高山病になるぞと言われた。2800mくらいが高山病になるボーダーらしく、それより低いので大丈夫だと思うが。たしかに一日目はラマホテルに泊まるのが一般的だけど、4日でトレッキングするためには、今日中にもっと先まで行かねば。


さらに高度を上げていくとラマホテルに到着。6〜7時間が標準的な所要時間らしいが、休憩時間を差し引くとだいたい同じくらいのペースだ。

しばらく行くと登山道の3mくらい先に茶色いしっぽ?が見えた。おおっ、と思ったが一瞬で茂みの中に去っていった…(当然写真は撮れず)。これはヒマラヤに棲息するレッサーパンダに間違いない!
旭山動物園で見たレッサーパンダは愛嬌たっぷりだったけど、本場のレッサーは当然人間には慣れてなくて、やっぱり天然モノは違うな、と思った。

この辺から小雨が降り出し、ちょっと暗くなって来たので先を急いだが、なかなか着かない。結局、ゴラタベラまでは諦めて、その手前のリバーサイドロッジというところに泊まった。

川べりの一軒宿で、ちょうど「北の国から」で出てきそうな家だ。まあ、「北の国から」は見たことないんだけどね。宿のオヤジは陽気で、チベットの弦楽器?を弾いて歌っていた。10月になると日本人客がこの先のゴラタベラにヘリコプターで大勢やってくるそうで、カタコトの日本語をいろいろ話していた。

寝るまぎわに手を見るとまたヒルがくっついていた。今回は血は吸われなかったけど、寝てる間にやられると嫌だな。
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