2009/08/29

5/7 ヤンゴンへ

きょうは午後の飛行機に乗ってヤンゴンに戻る日。この写真はホテルの屋上からの町の眺め。

お土産を買いに市場をにいってみたが、五日市が開かれていた昨日とは異なり閑散としていた。
しょうがないので町で小さなシャンバッグ(肩掛けカバン)を買った。
日本に戻って使ってみようとしてハッとした。

子供用だったみたいだ。

町外れを歩いてみたが、のどかな風景で良かった。

町中のとある店。色使いがポップでおしゃれっぽい。と、おれのセンスでは感じた。

昼飯はガイドブックに載っていた、ロータスレストランへ。
魚カレーは外人向けなのか、ハーブを使っており味もマイルドでうまかった。

このレストランで食事を待っている間、赤シャツを着た集団が雄叫びを上げてやってきた。
デモ?と思ったが、そのうちの一人がこっちにやって来て、何か話し始めた。ミャンマー語?で。

数字の並んだ雑誌の切り抜きを見せて話すので、どうやら宝くじの販促活動みたいだ。
ノーサンキューが通じず、黙っていると、どうして買わないの〜?と宝くじのすばらしさを説く赤シャツ。
適当に首を振っていると諦めて去っていった。

うーん、完全に地元人(しかも、宝くじ買いそうな)と思われたみたいだ…。

まあ、思い出に一枚くらい買っても良かったかもしれないが…。


空港まではタクシーで向かった。所要1時間。$18。高っ。
シェアする相手を捜したが誰もいなかったのでしょうがない。

空港は田舎の駅みたいにしょぼかった。

しばらくして、バガン・エアーの機体が到着。
着陸の勢いで、待合室の前に止まり、乗客が乗ったらすぐ出発。
自由席しかないので、席は早い者勝ち。窓際に座ったらかなり暑かった…。

30分くらいでまた着陸したので降りようとしたら、建物にマンダレー空港の文字が。
あとで知ったが飛行機はインレー湖→マンダレー→ヤンゴン→…と巡回しているようだ。
席は自由席だし、路線バス感覚だな。

しかし、危うくマンダレーに置いていかれて、明日の帰国の便に間に合わないところだった…。

今度はほんとうにヤンゴンに到着。
国内線ターミナルのボロさに驚いた。新しい国際線ターミナルとは比べ物にならん。

空港の外でタクシーを捕まえると安いと聞いていたので、とりあえず出てみた。
はじめ$7と言われたが、$5というと他のミャンマー人とシェアすることになった。

ヤンゴンでは東京ゲストハウスに泊まった。
この周辺は行きに泊まったエリアよりきれいで、高級そうなスーパーがあったので行ってみた。
商品の多くはタイや中国製だったが、ミャンマー製のティーバッグや干しあんずがあったのでお土産に買っておいた。

ここは店員がいっぱいいたが、仕事中に水飲んだりうちわで扇いだり、シャツめくって冷凍庫の冷気を手で腹に送ったりしていた。

宿ではインレー湖でいっしょにボートに乗った人に再会したので、食事に行った。
彼は以前、海外協力隊でボリビアで働いていたらしく、話が面白かった。
あと、日本で仕事を辞めてしまったというおじさんも一緒だった。
ミャンマーは気の利いたお土産がないので(例えばミャンマービールのTシャツとか)、
おじさんにはミャンマーでお土産工場作ったら儲かりますよーと勧めた。

宿では従業員の兄ちゃんと話した。
おれのことをハンサムと言ってくれた。

髪型とまゆ毛がハンサムらしい。
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2009/08/24

5/6 インレー湖滞在

朝起きたけど、カゼっぽい上に下痢気味だ。

宿でヤンゴンに帰る航空券を購入。あしたの午後にヤンゴンに戻り、あさって朝に出国することにした。暑くてごちゃごちゃしたヤンゴンにはあんまり滞在したくなかったので…。

これまで十分観光してきたので、きょうは町をぶらぶら散策することにした。体調も快復してきたので、町の市場に出発。きょうは五日市も開かれていて賑わっていた。昨日見た市場より、規模が大きいけど、売っているものは同じ。少数民族の人は少ないかな。

ここで豆を炒めたやつを買う。袋一杯で50円くらいで、日本でもおなじみの塩味だ。他にも花や野菜、魚なんかが売られていた。お土産を探したが骨董品はあるけど、手頃であまり心ひかれるものはない…。昨日のボートトリップのときに織物工場や寺で買っておけば良かったと後悔。


その後、お寺に行ったあと、この旅行初めてのインターネットカフェに行った。ミャンマーはネットが規制されているという話を以前聞いたが普通に使えた。スピードもまあまあ。きょうも日本は平和みたいだ。しかし、となりに若者の集団が来て騒ぎだすわ、赤ん坊が泣き出すわで、どうも落ち着かないので1時間たつ前に出てきてしまった。
昼寝して、3時過ぎころ、サイクリングに出かける。今から出発するのかよ?と宿の兄ちゃんに笑われた。とりあえず町の西のほうに温泉があるらしいので行ってみることに。

町を離れるとしばらく未舗装の道が続き、両側は田んぼでのどか〜。ところどころ、集落へ延びる道があった。
30分くらいで舗装道路へ出た。途中、道が分からなくなっておろおろしていると、たむろしていたおっちゃんたちが親切に教えてくれた。

温泉到着。ここまで一時間弱かかり、ここで時間をつぶしていると真っ暗になりそうなので、温泉には入らずに帰ることにした。もっと早く出ていれば良かった…。
途中、村のほうから「こっちへ来いよ~」と呼ばれた。日が沈みかけていたので行かなかったけど、ちょっと後悔。
家路につく人にすれ違いながら帰ったが、目が合うと挨拶してくれて良かった。そして、夕陽に照らされた田んぼがきれい。


町に戻るとまたお祭りの続きをやっていた。

その後、宿の近所でやっている伝統のパペットショーを見た。といってもおじさんが自宅の一室でひとりでやっているだけだが…。客も自分と欧米人一家のみ。
人形がリフティングしたり、飛び跳ねたりするのがすごかった。日本人的にはもうちょっと物語性があったほうがウケる気がするが…。

夜になるとまた祭りをやっていた。山車はなくて行列のみ。男女別・年齢別で練り歩いていた。若者たちはただ騒ぎたいだけみたいで、どこで覚えたのかブレイクダンスを踊ったり、停電して真っ暗になったりと、グダグダな感じだった。
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2009/08/19

5/5 インレー湖

きょうはボートを借りて、インレー湖巡りをする予定。ボートは一隻$15で、他の日本人一人と共有だった。宿に長髪でD&Gと書いた帽子をかぶった兄ちゃんが迎えにきた。彼がボートを出してくれるらしい。

出発してしばらくは運河。インレー湖周辺はバガンとは違って涼しいし、天気もよくて快適。


そして、湖に到着。インレー湖ではインダー族と呼ばれる人たちが湖上で生活しており、漁をしている人をよく見かけた。近づくと満面の笑みでポーズをとってくれた。あとで寸志を要求されたが…。

まず訪れたのはインテイン遺跡。きょうはたまたま五日市が行われていたので寄ってみた。市は山岳民族の人たちが多く来ていて、むかしベトナムのバックハで見た市場と似た感じで、生活用品や食料、家畜なんかが取引されていた。女の人はみんな黒い着物を着て、頭にカラフルなバスタオルという出で立ちだった。手作りの伝統的な服なのかなーと思っていたが、市場で普通に売られていた…。

そのあとインテイン遺跡に向かった。ここには数千もの仏塔が建っているのだが、大部分が崩れかかっている。人もほとんどいなくて、寂れた感じでよかった。一部の塔が修復されいるのだが、ほぼ新品に直されて、白と金で塗装されていたのは、ちょっと興ざめ。

その後、船着き場で例のお金持ち風(と決めつけているだけだが)のミャンマー人一家に三度目の遭遇。向こうは全く気づいていないがちょっと驚き(※写真とは無関係)。

その後、銀細工工場や機織り工場、葉巻工場を回った。すべて手作りなのだが、葉巻工場では手さばきのよさにびっくりした。


あと、湖畔に立つファウンドーウーパゴダという大きな寺院に寄った。ここではインレー湖のお祭りで使う船が止めてあった。鳥の頭や羽が取り付けてあって、たぶんフェニックスをかたどってあるのだが、ディズニーシーの水上ショーで出てくるやつのオリジナル版に違いない。

ここでも、昨日の韓国人カメラマンに遭遇。居合わせた子供の写真を取っていたのだが、無理やり襟を直させポーズをとらせて写真を取ったりと、傲慢な態度で酷かった。彼らといっしょに行動していたスペイン人がちょっと気の毒…。

あと首長族(パダウン族)に会えるというので行ってみた。もともとここに住んでいる訳ではなく、観光客目当てで引っ越してきたらしい。商魂たくましいね。
会ってみたものの特に感動はなかった。首あんまり長くないし。おばちゃんと孫?の3人だったけど、おばちゃんはちょっと首長かったかも…。

インレー湖では水草を湖面に浮かべて、その上で農業をしている。特にトマトが大々的に栽培されていて、その規模の大きさにびっくり。行けども行けども一面トマト畑。このトマトはここで加工された後、デルモンテやカゴメで使われているらしい(未確認情報)。

その後、ターペー寺院に寄った。ここは輪っかをジャンプしてくぐる猫がいることで有名。おれは見なかったけど、見た人の話では、エサで猫をつっているだけで、あんまりジャンプもしないので、ちょっと期待はずれらしい(これから行く人スミマセン)。

ここでお堂の中に気になるポスターが貼ってあった。自称「キムタク」を名乗るお坊さんに聞いてみたところ、仏教の説く33の階級を示しているそうだ(人間は一番下)。なんか右下にサタンみたいな挿絵が描かれているのだが…。
インパクトがでかかったので、ぜひお土産にしたいと思ったが、どこの土産物屋にも売ってなかった。特注品?

5:30ごろ町に戻ってツアー終了。ボートの兄ちゃんも同乗した日本人もいいやつで楽しかった。

その後、宿に戻るとバガンの宿であった日本人に再会したので、いっしょにメシにいった。ここでは魚の炒め物を頼んだがなかなかおいしかった。お土産をどうするか、とか旅行の話をした。中東をお勧めされたので、こんどはそっち方面にも行ってみるかな〜。
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2009/08/17

5/4 インレー湖(ニャウンシュエ)へ

3:20起床。フロントで弁当をもらってインレー湖へ出発。バスは宿の前まで来てくれた。バガンに入るためには入域料$10を払う必要があり、宿の人が代わりに取ってくれるはずで昨日も催促したのに、結局もらえず…。金だけとられた形なのでちょっと腹立たしいが、しばらく来ることはないはずだし(入域証は半年間有効)、軍事政権に金が渡るのも微妙なので気にしないでおこう。

バスはFUSOと書いてあったけど、中身はネパールとかで乗ったぼろぼろのインド製みたいな内装なのだが…。ミャンマーでは日本車(の中古車)に偽装するのがはやっているのか、道中、明らかに中国製のトラック(云南省とか書かれている)に「○○クリーニソグ店」とペンキで書かれているクルマにすれ違ったりした。どんだけ大量にクリーニングするんですか?

バスに乗ると昨日あった韓国人のおっさんに再会した。おれのほうを見て「オーオ、ジャパン!」とか言っていた。おれは日本代表か?
また、バスではヤンゴン〜バガンのバスに乗っていた金持ち風ミャンマー人一家も乗っていた。どうやら国内旅行をしているみたいだ。

バスは真っ暗な中をがんがん飛ばしていった。途中、パン!と音がした。パンクしたみたいだが、何事もなく進んでいった。バスからはライトアップされたポッパ山らしきものも見えた。

日が出て見えた景色はひたすら、畑と林。クルマも少なくて牛車や馬車が走っていて、のんびりムードがただよっていた。

唐突にトイレ休憩(その辺で)。

途中から山道を登りだし、昼飯休憩を取って2時過ぎにシュエニャウンという町に到着。結局、10時間かかった。ここからインレー湖のほとりの町、ニャウンシュエまではピックアップで30分のはずなのだが…。ピックアップはなかなか来ず、結局、例の韓国人とバスに乗っていたスペイン人?とおれの4人でタクシーをシェアしてニャウンシュエまで行くことにした。タクシーの中では、明日この4人でボートをシェアしてインレー湖めぐりをしようという話になったのだが、ちょっとそれはきついな…。

ということで、おれは3人とは別の宿に泊まることにした。泊まったのは町外れのリメンバー・インという宿。ちょっと奮発して$10の部屋に泊まった。なかなかきれいで広い。


ちょうどこの時期、町でお祭りをしていて、着飾った女性や山車が練り歩いていた。宿の人に聞くと、僧院に寄付をするための祭り?みたいで、おれがいた期間中はずっとやっていた。確かに、山車に札がぶら下がっていた。日本のお祭りをいい加減にしたような感じで和んだ。

その後、宿で会った二人と食事。ミャンマーは3回目だそうでインレー湖に来るといつも行くという中華の店(好好飯店?)に行った。酢豚やモヤシ炒めなどを食べたが、かなり本格的でうまかった。ここは生ビールも飲めて、おれはカゼ気味だったのでほとんど飲まなかったのだが、連れの二人が飲みまくっていて、帰り際に中国人の店長がミャンマービールのキーホルダーをお土産にくれた。ポイント制なのか…。

それにしても、ミャンマービールは適度にコクがあっておいしい。そして安い。生ビールだと一杯50円。なんでも食品界のノーベル賞といわれるモンドセレクションを3年連続金賞を受賞しているそうだ(ノーベル賞大放出!)。この停電ばっかりの国でこれだけ作れるのはたいしたもんだぜ。
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2009/08/10

5/3 バガン2日目


昨晩も相変わらず停電していたが、夜中にようやく復旧した。この宿に泊まって初めて冷房を使えた。
きのうで結構パゴダは見たのできょうはのんびりして夕焼けを見に行くことにした。

午前中はのんびりして、スーレーパヤという町の中の寺院まで歩いてみた。ここの参道では木彫りのお土産を彫っている人が多かった。今思えば買っておけばよかったかな〜。
その後、帰り道をちょっと迷って、裏道みたいなところを通ったんだけど、のんびりした感じでよかった。

昼飯を食べた食堂では客が誰もいなくて、店のオヤジもヒマなのかいろいろ話しかけてくれた。腕時計を見せて「日本人からもらったんだけど、いくら位するの?」と聞かれた。CASIOの時計だった。でも、たしかG-RIDER?って書いてあった…。「高いと思うよ〜」とごまかしておいたのだが…。


町の中を豚がうろついていた。折しも豚インフルエンザが一番騒がれていた時期だったが、豚たちは至って元気そうだった(※豚から人に感染する訳ではない)。


1時間くらい寝て、市場に行ってみた。といっても、みせはほとんどほったて小屋みたいなもんなのだが、いろんな食材や衣料品が並んでいて楽しかった。しかし、店員はほとんどお昼寝タイムだった。魚がさばかれた状態で売ってたんだけど、ハエがたかりまくっていて、これが調理されるのかと思うとちょっとショック。


夕方になったので、昨日メシをいっしょに食べた日本人とサンセットスポットに馬車で向かった。しかし、この馬車はやる気がないのか進みが遅く、他の馬車に次々に抜かされていった。馬車はべつに観光客向けという訳でもなく、他の町でも地元の人は利用している。仕事のないときは馬を櫛でとかしてあげたり大事にしていて、さすが仏教国だなー、と感心していたのだが、このなかなか進まない馬に対して、オヤジがピシピシむちを入れていて、ちょっとかわいそうだった。

夕陽を見たのはオールドバガンより手前の塔で、名前は忘れた。
他に6、7人、欧米からの旅行者が来ていたけど、みんな日本メーカーの一眼レフを持っていて、コンデジのおれは肩身が狭かった…。
地平線まで見える平原に、ぽつぽつパゴダが立っていて、夕陽で染まっていく様子は美しかった。

町に戻って夕食。せっかくなのでミャンマー料理の店に行ってみた。メインのカレーを選ぶとほかにもおかずが付いてきた。微妙なおかずもあったけど、カレーはおいしかった。ただ、マンダレービールはいまいちだった。

ここではとなりに韓国人の中年二人が食事していたのだが、この人たちの英語がかなり酷かった(知っている単語を並べているだけ)。カメラマンをしているらしく、いいカメラをぶら下げていたのだが、ここまで来られたのが不思議なくらいだ…。

宿に帰ると明日のインレー湖ゆきのバスが4:00発だと知らされた…。早いよ〜。
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